サパロットさんの英語学習備忘録

英語を学習する管理人の備忘録。英語学習のことや、英会話のことを書いています。

日本で行われている英語教育の矛盾

国際化が叫ばれる今日、英語教育の重要性が認知され小学校から英語の授業が行われるなどの対応もされてきている。日本人は世界の中でもっとも英語が下手な人種と言われている。しかし文部科学省の指針では高校を卒業した段階で英検二級程度、つまり日常生活程度の英会話ができることになっている。だが現実は違っている。

 


 最近では各自治体が英語教育のために海外から外国人講師を招くなどしている。以前まではアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアといった英語を母国語としている国の人を雇っていたが最近では予算の関係でそううまく雇えないのが現実だ。

その代わりに雇用されるようになったのが、英語をセカンドラングエッジとしているマレーシア、フィリピン、南アフリカといった国から講師を派遣させるということだ。

確かに賃金の面ではかなり安い価格で雇用できるが肝心なのは中身だろう。発音指導や英会話の場面になってみるとやはり母国語の発音と混ざり何を言ってるか聞き取れないような英語を喋っていることもある。そんな講師たちから子供達は何を学ぶべきなのだろうか?英語教育の重要性が訴えられている一方でこんな現実もある。やはり発音などについては本場の人に敵うはずもない。もし本当に日本人の英語力の底上げを行いたいのであれば、各地方自治体に全てを丸投げして経費をカットするというやり方を転換し、政府は補助金制度や留学制度を整える必要があるはずだ。